こんにちは!2DCGプラネットスタジオ アニメチームのKです。
今回は2Dアニメーション領域での就職を目指す方に向けて、
「ポートフォリオの構成」と「イラスト作品」についてお話しします。
構成・イラスト・Live2D・Spineなど、ポートフォリオに関するトピックは多岐にわたります。
この記事では「構成」と「イラスト」に絞って、実践的なポイントをご紹介します。
これからポートフォリオを作成される方は、ぜひ参考にしてみてください!
ポートフォリオの構成から伝わること
ポートフォリオに掲載したい作品は、イラスト・アニメーション作品・Vtuber関連など様々ですね。
作品数や内容から、スキルだけでなく熱意や知識も伝わります。
アニメーション作品を中心に
2Dアニメーションでの就職を目指すなら
まずはアニメーション作品の充実を目指しましょう。
編集データの提出が可能なら具体的に「一緒に働くイメージ」が伝わります。
他スキルもアピールポイントに
イラスト・デザイン・動画編集・エフェクトなど、
アニメーション以外のスキルも大きな強みになります。
メイン業務でなかった場合でもチャンスがあれば
お声がかかるきっかけになるかもしれません。
ご自身の強みは余すことなく伝えていただけたらと思います!
ポートフォリオの「質」とは?
「質」とは作品のクオリティだけでなく、
実際の業務への適性が感じられる内容かどうかも含まれます。
3つのポイントを押さえていただくと
よりやりたい仕事にマッチしたポートフォリオになるかと思います。
①ゲームなどで使用されている2Dアニメーション作品を研究し、作品に取り入れる
商業の世界で必要とされている作品はどのようなものか?
アニメーションのクオリティはどの程度を求められているのか?
これらを②③と合わせてポートフォリオの方針を考えてみましょう。
②志望先の業務内容とマッチした作品を選ぶ
アニメーション作品ならなんでも良いという訳ではなく
企業ごとに表現したい事や得意分野が異なります。
企業研究も自分のやりたい方向性とマッチした企業を見定めるのに役立ちます。
③自分のやりたいことが伝わるラインナップにする
①の業界研究、②の企業研究で
「仕事として作るアニメーション作品」の方向性を見定めたら
自分のやりたい事と掛け合わせて作品数を増やしていきましょう!
作品は完成後に周囲の人に見てもらい、
客観的な意見を取り入れてブラッシュアップすることも大切です。
ポートフォリオの「量と幅」
同じタイプの作品だけでなく幅広いジャンルの作品を掲載することで、
応募者の対応力や熱意が伝わります。
一例として①と②のポートフォリオを比べてみましょう。
①5点とも待機モーションのみのポートフォリオ
②Vtuber・スチルモーション・立ち絵モーションの3種類を含む5点のポートフォリオ
どちらの方が幅広くスキル感の伝わるポートフォリオになりそうでしょうか。
たくさん挑戦されてきた証として様々な作品を見せていただけると、
私たちもその熱量を感じ取ることができます。
イラスト作品から伝わるスキル
「アニメチームなのにイラストも重要なの?」と思われるかもしれませんが、
イラストからも多くのスキルが読み取れます。
実際のアニメーション作成に関わる業務や、
立体感覚などのポテンシャルの参考にしたりもしています。
デッサン・キャラクターイラスト
特にLive2Dを志望される方の作品では、立体感覚や人体理解の精度を重視しています。
これらはモデリングにも直結するスキルです。
人体への理解度が高い作品があると、
モデリングの際にもその知識を活かしていただけそうと感じられますね。
ペイントソフトの習熟度
色まで塗ったイラストが掲載されている場合も注目しています。
イラスト作品からは2つのポイントに注目している事が多いです。
①手作業でのパーツ分けに対応可能か
②イラストの質を保ったままパーツ分けできそうか
色まで塗られたイラストや、パーツ分けされた作品があると、実務での対応力がより伝わります。
クロッキー・絵コンテ
クロッキーはモーションに必要なキーポーズの精度を知るのに役立ちます。
絵コンテはアニメーション制作における思考プロセスを伝える手段になります。
モーションを強みにしたい方は、ぜひこれらにも挑戦してみてください。
まとめ
今回は「ポートフォリオの構成」と「イラスト作品」に焦点を当ててご紹介しました。
2Dアニメーション業界を目指す皆さんの参考になれば幸いです。
次回は「Live2D」「Spine」についても詳しくご紹介していく予定ですので、お楽しみに!
一緒に働きませんか?
2DCGプラネットスタジオ アニメーションチームでは、現在仲間を募集中です!
募集要項や応募方法については、以下のリンクからご確認ください。