みなさん、はじめまして!ブログ運営担当の黒瀧です!
わたしは今年4月にクリーク・アンド・リバー社に新卒で入社しました!
営業窓口として一人前になるべく、ゲーム制作について日々学んでおります…!
とはいえ、まだまだゲーム制作のゲの字もわかっていない…
そんなとき!「PlaNetStudio流!ゲーム業界で使えるあなたの知らないLive2Dテクニック」
と題して、PlaNetStudioのアニメーションチーム単独では初めてとなるオンライン採用イベントが開催されることに!
これは学ぶチャンスだ!ということで、イベントに参加してきました!
今回のイベントはセミナーと採用説明会の2部構成で行われ、
なんと250名以上の方にご参加いただくことができました
今日はそのイベントレポートをお届けします!
【目次】
・登壇者紹介
・なぜモデリングをテーマに選んだのか?
・モデルを効率的に展開する際に必要なこと
→ベースモデルとは
→ベースモデルに求められるポイント
・PlaNetStudioで働く魅力
・今後イベントについてのご案内
・カジュアル面談について
■そもそも…PlaNetStudioとは?という方へ
株式会社クリーク・アンド・リバー社 デジタルコンテンツグループに所属する
ゲーム・エンタメ領域に強みを持つ2DCG制作のプロフェッショナル集団です。
▶︎詳しくはこちら
https://2d-studio.crdg.jp/
今回セミナーに登壇していただいたのは、こちらのお二人です!
■登壇者紹介
株式会社クリーク・アンド・リバー社/2DCG PlaNetStudio
佐口 裕太郎(さぐち ゆうたろう)
大学卒業後同社に入社し、アニメーションチームの立ち上げに参加。
チームディレクターとしてスタジオ内で制作・監修業務を行いつつ、
複数のソーシャルゲーム開発会社へ常駐し仕様策定、量産監修を行う。
2019~2021年にはバンタンゲームアカデミーにて講師も経験。
株式会社Colorful Palette『プロジェクトセカイ:カラフルステージ』Live2Dモデル仕様策定協力など。
株式会社クリーク・アンド・リバー社/2DCG PlaNetStudio
木村 蘭(きむら らん)
手描きアニメーターを4年経験後、更なるキャリアアップの為に、C&R Creative Academyを受講。
卒業後に同社2DCG PlaNetStudioにアニメーターとして入社。
Live2DをはじめSpine、Anima2Dなどを用いてゲーム、PV、VTuberの2Dモーション・モデル制作を経験。
2022年からスタジオ内アニメチームの管理業務を少しずつ担いはじめて、奮闘の日々を送っている。
スタートでは、佐口さんと木村さんがPlaNetStudioのマスコットキャラクターである
ハンゾーくんとバシ子ちゃんのアバターで登場!
左:佐口扮する「ハンゾーくん」、右:木村扮する「バシ子ちゃん」
「え!?リアルタイムで動いてる…!すごい…!」と感動しておりました。
コメントでも「かわいい…!」と称賛の嵐。
皆さんもぜひハンゾーくんとバシ子ちゃん、推してあげてください!(笑)
お時間も限られているということで、さっそく本題に。
今回はLive2Dの中でも、モデリングに絞って様々なテクニックが紹介されました。
なぜモデリングをテーマに選んだのか?
1.作成を始める前の要件定義
2.イラストの作成
3.ベースモデルの作成
といった、モデルの仕様策定!
本当は全部の項目についてご紹介したいのですが、時間の都合上泣く泣くカット…
参加者からは、「時間伸びてもいいから全部聞きたい~!」というコメントが。
わたしもそう思います…ド素人なわたし、全部勉強したいです…
詳しいことはまたの機会に…!ということで、特に驚きの声が上がっていたテクニックをご紹介します!
それは、ベースモデル作成におけるテクニックです。
そもそもベースモデルとは
ベースモデルとは、モデルを展開する大元になるモデルのこと。
構造をそのまま使いまわし、アートメッシュ(画像)を差し替えることで別キャラ/別衣装を作っていきます。
このベースモデルに求められるポイントは、
1.確認した要件を再現できる可動域があること
2.その後中身を差し替えても同じ可動の別モデルを量産できること
上記2つになります。
可動域を確保する際のテクニックは、「腕の上下」を制作しておくこと!
そうすることで腕を上げ下げするときの回転感を緩和することができ、より自然な動きになります。
加えて、腰の動きや上体の前後があるとさらにクオリティを上げることが可能です。
上下なしバージョンでもその技術に感動していたわたしですが、上下ありバージョンを見て、
その動きのなめらかさにさらに驚かされました…
細かい技術力に脱帽です。
次に顔回りです。特に注意すべきは口のパラメータ。
表情ごとに口の開閉を1セットに設定することで、開閉で表情が変わらないように注意する必要があります。
怒る→笑うといった表情が続くと途中がガタつき、別のモーションが差し込まれたときに見えてしまうことがあります。
そのため、遷移中にガタつかないような配置にすることが重要です。
同じ可動の別モデルを量産するためのテクニックは可動をできるだけデフォーマでつけていくこと!
佐口さん曰く、時短のためにはデフォーマ一択!
このとき、後から他の人が調整するときにわかりやすくするために名前を付けておくことが大切です。
さらに移植作業を楽にするため、IDをつけておくこともポイントの一つです。
そうすることで新たに調整したデフォーマをモデル間でコピー&ペーストすることが可能になります。これぞ時短テクニックです!
「これは知らなかった…!」と、たくさんのコメントが寄せられていました!
最後に、量産をさらに効率的に行うためのテクニックをご紹介!
それは、腕周りの制作コストを半分にするために、反転前提でデフォーマを作ること!
腕の付け根の部分で反転をすると移動の手間がかかってしまうため、
真ん中に反転軸を入れ、反転をさせる仕組みを初めから作っておきます。
そのためにイラスト作成の時点で、キャラクターがしっかり真ん中に来るようにしておきましょう。
その後パラメータを反転させる際、パラメータの先頭に【1,2,3…】【a,b,c…】と付けておくことで左右パラメータの付け替えの時短になります!
たしかにこれをひとつひとつやっていたら、膨大な時間がかかるだろうな‥‥アニメーターさん、すごいな‥‥。
参加者からは「とても勉強になりました。Live 2D触りたくなって来ました!」
とたくさんのコメントが寄せられるなど、有益な情報がたくさん詰まったセミナーとなりました!
Live2Dの知識が全くない私が聞いていても、もっと知りたい…!Live2D触ってみたい!と思えるような内容となっており、PlaNetStudioの底力を感じました。
ここまで読んで、PlaNetStudioに興味を持ってくれた皆さんに
PlaNetStudioで働く魅力をさらにご紹介!
PlaNetStudioで働く魅力
PlaNetStudioのメンバーは、案件を通してこれまでご紹介したような様々なテクニックを培ったり、
業務外の時間でも自ら研究を重ね、楽しみながら切磋琢磨しあっています!
PlaNetStudioでは、現在常時70タイトル以上の制作が進行中で、
その中でも今回登壇した佐口や木村が所属するアニメーションチームは、
38名のチームで常時12タイトル以上の案件を動かしています。
2Dアニメーションの制作というのは、一つの案件の中でモデルをたくさん作成しなければならない、
細かいパーツごとに動きをつけるなど、制作期間が長くなる案件が多い傾向にあります。
その中で38名で12タイトル以上を動かしていくのはなかなか少数精鋭の体制…!
また、Live2Dに限らず、SpineやSpriteStudioなど多様なアニメーションツールを使って制作しているので、
それらに触れる機会もあり、スキルアップにつなげることができるのはクリエイターにとっては魅力ではないでしょうか。
また、ゲーム会社さんや制作会社さんと異なる魅力ポイントとしては、
キャリア支援を積極的に行なっている点です!
今回のようなセミナーや勉強会への参加はもちろん!
エージェンシーが母体の会社ですので、社内のエージェントとの面談を通して、将来のキャリアを相談することもできます。
わたしもエージェントとして、皆さんのキャリア形成のお手伝いができるよう、日々奮闘しております!
・ ・ ・
セミナーパートや採用説明会の終了後、PlaNetStudioで働くことに興味を持っていただいた方や、
今回のセミナー内容についてさらに聞きたいという方に向けて、懇親会も行われました!
懇親会には100名近くの方にご参加いただき、モデリングや、採用に関する質問などが寄せられました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
ここまで読んで、イベントに参加してみたいと思ったそこのあなた!
PlaNetStudioでは、今後もこのようなイベントを開催していきます!
今回ご紹介したアニメーションチームの他にも、アートチーム・デザインチームの2つのチームがありますので、
是非そちらもお楽しみに!
<下記リンクでセミナー案内を確認いただけます>
https://www.creativevillage.ne.jp/category/event-list/seminar/
PlaNetStudioは絶賛採用中です!
PlaNetStudioのアニメーションチームでは、案件拡大に伴い、一緒に働いていただけるメンバーを募集しております。
今回ご紹介したようなテクニックをはじめ、ゲーム業界で2Dアニメーションに興味があり、
いろいろなタイトル、ツールに携わりたいと思っている方、是非一度カジュアル面談にてお話ししましょう!
■カジュアル面談とは?
カジュアル面談では、これまでのご経験やキャリア観をお伺いしながら、
スタジオでどのようにご活躍いただけそうかお話しできればと思います。
これからのキャリアに迷っている方や悩んでいる方も、お気軽にお申込みください!
▶︎カジュアル面談はこちら
https://2d-studio.crdg.jp/contact/
以上、イベントレポートでした!
次回もお楽しみに!