こんにちは!
ブログ運営担当のアートチーム竹富です。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、入社1,2年目、アート・デザイン・アニメチームの若手メンバーに就活当時のポートフォリオを振り返ってもらい、ゲーム業界に勤めている”今”だからこそ気づいた「ポートフォリオ制作の改善点」を取材いたしました!
本稿はポートフォリオの改善点にフォーカスをあてた記事ではありますが、入社後必要なスキルにも繋がっていると思いますので、就活生のみならず、若手クリエイターの皆様にとって参考になれば幸いです!
アートチーム(イラストレーター)
■ポートフォリオのおおまかな内容
プロフィール、キャラの立ち絵+三面図や小物衣装の詳細図、モンスター、アイテムのアイコン、
武器、一枚絵、UI、アバター、二次創作、デッサン
■就活当時のポートフォリオについて気をつけていたこと
キャラクターを1人描いて終わりにせず、補足の部分やラフを追加して1ページにボリュームを持たせるように意識して制作しました。
幅広いジャンル(人物やモンスター、一枚絵や立ち絵)を取り入れるようにして、ゲームのコンセプトアート本などを参考にイラストや文字の配置にも気をつけました。
■業界に入ってから気づいた改善点
キャラクター以外にも、モンスターや背景など幅広く作品を制作したら良かったなと入社後思う場面がありました。
既存のゲームに絵柄を寄せたオリジナルの作品を制作したり
時間がある内に、自分が好き・得意と考えるジャンルをもっと突き詰めると自信にも繋がりよかったと思いました。
デザインチーム(UI・グラフィックデザイナー)
■ポートフォリオのおおまかな内容
いちUIデザイナーとしてだけでなく、ゲームが作りたい想いが強かったため、ゲームの企画を考え、ビジュアルデザインからゲーム画面のようなものまで一連の流れがわかるような内容にしました。
様々な世界観をテーマにした UIデザイン・ロゴデザイン、デッサン、クロッキー等。
■就活当時のポートフォリオについて気をつけていたこと
短い時間で見通すだけでも『この人は何を考えて、どこを見てほしいのか』がわかるように気をつけました。
特にレイアウトについて、閲覧する人の目線を意識して自分の考えたゲーム作品が想像しやすくなるように注意しました。
決めた世界観・設定から離れすぎないことと、制作期限を決めて時間を意識しながら進めていました。
■業界に入ってから気づいた改善点
学校の課題など、自分が伝えたいこととずれた作品が多かったように思います。もっと作品を絞ってスマートなポートフォリオにまとめるべきでした。
また、会社から指定されたフォーマットだけでは伝えたいことが伝えきれないなと感じたら、自己PRの資料など追加で用意するべきだったと後悔しました。
何か一つは長期的にアピールできる作品を、時間をかけて制作しておけばよかったと思いました。
アニメチーム(2Dアニメーションデザイナー※Live2D・SPINE等)
■ポートフォリオのおおまかな内容
デモリール
自作Live2Dモデルモーション(頭身の高い立ち絵/SD)/作画アニメーション担当カット抜粋
ポートフォリオ
自作Live2Dモデル/当時制作中だった卒業制作(Live2Dアニメーション)/3年時制作グループ作画アニメーション/デッサン/イラスト
※ポートフォリオはデモリールを補うものとして制作していました。
Live2D作品 主に可愛い女の子+モンスターなど別ジャンルのものも入れていました。
■就活当時のポートフォリオについて気をつけていたこと
作品数も多いほうが良いと思いましたが、クオリティも重要だと考えて、ひとつひとつの作品を丁寧に制作して載せていました。
かわいい女の子のイラストやLive2d作品を中心に載せて、
見てほしいポイントや尖らせたい魅力をテーマとして持たせるようにしていました。
■業界に入ってから気づいた改善点
全体的に作品集としてのクオリティをあげる構想期間を設けるスケジュールをたてればよかったと思います。
未完成の部分も含めてチームで制作した作品や
アイコン素材などUI周りも制作していたので、スキルのひとつとして載せておけば良かったと思いました。
最後に
チームごとで制作する内容は違いますが、本人の代わり企業へ自分自身を伝えてくれるポートフォリオで、
スキルやジャンルの幅広さ・自分を擬人化させたような特化した部分を上手く伝えたいという考えが総じて伝わったのではないでしょうか。
少しでも迷いが減り今後の参考になれば幸いです!
まだまだ就活に関しては、不定期にご紹介していければと思っておりますので、
ご興味のある方はぜひ覗いていただければと思います。
最後まで閲覧していただき、ありがとうございました!