こんにちは!
ブログ運用担当、アートチームの竹富です。
制作に行き詰まってしまったり、意欲が湧かずに止まってしまったり…クリエイターあるあるだと思います。
そんな時にオススメな『発想がすごい!!!』と感じるアートブックを4つほどご紹介します。
『出水ぽすかアートブック ポ〜ン』
出版社 パイインターナショナル
出版年 2016
作者 出水ぽすか さん
『約束のネバーランド』で有名な出水ぽすか先生のアートブックです。
食べ物をテーマに緻密なイラストや、日本の文化に沿って作られる独特な世界観…どのページにも釘付けになります。
特に、細かく描かれたイラストは隅から隅まで観察すると様々な発見があると思います!
キャラクターの表情や仕草から性格や動きを読み取ったり
周りにちりばめられた小物からどんな生活をしているのか、この世界での当たり前を探すと想像が膨らみますね。
アートブックでなくても実は…
Twitterやpixivに多く投稿されているので、様々なイラストを見ることができます!(眼福です!!)
『スプラトゥーン イカすアートブック』
出版社 KADOKAWA/エンターブレイン
出版年 2015
作者 イカ研究所の調査員 さん
社内にある数々のアートブックから参考させていただきました!
裏路地を彷彿とさせる世界観にあったストリートファッション。
陸に上がった海洋生物たちにぴったしなデザインは、元になる生き物たちの生態や特徴を調べつくされてできあがった特注感がありますね。
スプラトゥーン1の発売から約6年経った今でも愛され続ける作品。
ゲーム性はもちろん、細かく設計されたデザインはよりハマることができる要素の1つだと思います!
読み込めばイカしたデザイナーにまた一歩近づけるかもしれません…!
『フロム・ザ・フラッド 浸水からの未知なるもの』
出版社 グラフィック社
出版年 2020
作者 シモン・ストーレンハーグ さん
アートチーム所属のコンセプトアーティストの方が参考にされてる数あるうちの一冊のご紹介です。
2013年に最初の作品がインターネットでシェアされるやいなや爆発的な話題をさらったスウェーデンの新鋭アーティスト、シモン・ストーレンハーグさん。
80、90年代を思わせるレトロな形でありながら、近未来な世界観で描かれていて独創的なアートブックです。
デザインから年代を読み取れるのはロマンがありますね、理解度も高まりより一層楽しめそうです!
見ているだけで息を潜めたくなるリアルなイラストはその場の空気も感じられそうです。
どうして空気や臨場感を感じられるのか、なにが他の作品と違うのかも考えながら見ていくと新しい発見に繋がっていきそうですね!
『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅 アートブックのすべて』
出版社 ハーパーコリンズ・ ジャパン
出版年 2016
作者 ダーモット・ダワー さん
全体の読み応えはもちろん抜群ですが、特にオススメしたいのが魔法生物が描かれている章です。
えっ現実にいるその生き物とこの生き物をくっつけるの!?
発想に度肝を抜かれながら、どのページも考察が止まらなくなると思います。
デザインを繰り返し練ると形になって、予想だにしなかったものが馴染んでいくことも伝わり創作意欲にも繋がります。
特に、愛くるしくも若干の怖さもある「ボウトラックル」の初期デザインは、完成版とかけ離れ過ぎているためデザイナーたちの苦悩や発想を追体験できるのではないでしょうか。
最後に
以上で紹介は終わりです。
オススメしたイラストやデザインは、探せば無料で見られるものもあります。
ですが、どんな意図で制作を進めていたのか、クリエイターたちの解説やコメント付きで見れるのがアートブックの良いところだと思います!
今回、記事を書くために久しく見てないアートブックにも目を通して、当時では気づけなかったことを見つけては楽しんでいました。
整理がてら、改めて読んでみるのも新しい発想を得られていいかもしれません…時間は過ぎてしまいますが (笑)
今後も不定期でご紹介していければと思っておりますので、
ご興味のある方は覗いていただければ幸いです。