はじめまして!
クリーク・アンド・リバー社デザインチームの澤岡です。
皆様、人とお話するのはお得意でしょうか。
デザイナーというのは一人で作業することが多いからなのか、割とコミュニケーションをとるのが苦手な方が多い印象です。
わたしも子供の頃から人見知りで、特に問題には思っていなかったのですが
ある事をきっかけにコミュニケーションの大切さに気付くことができたので、今回はそのお話をさせていただきたいと思います。
雑談が苦手だった新卒時代
私が新卒で入社したのは福岡にある印刷会社だったのですが、そこには15人程のデザイナーがおり、新卒入社は私だけで同期はおらず、先輩方は10歳近く年上という環境でした。
あまり歳の離れた相手だと何を話していいのかわかりませんよね。
おそらく先輩方もそうだったと思います。雑談が全く弾まない。わたしのコミュ力の低さが余計に場をひんやりとさせていたと思います。
職場での会話は本当にお仕事のお話だけだったので多少孤立感を感じながら日々の業務を行っていました。
そんなある日、「職場におけるコミュニケーションの大切さ」的な名称のセミナーに参加する機会がありました。
そのセミナーの内容で印象的だったのは、「同僚や先輩との雑談にこそ仕事につながる大きなヒントがある」というものでした。
当時の私は「雑談」と「仕事」が頭の中で繋がりませんでしたが、会社での自分の状況をあまり良く思っていなかった為、会社でセミナーの内容を実践してみることにしました。
具体的には以下です。
①相手の話に相槌をうつ
②時々質問をする
③自分の話ばかりしない
話ベタの私は③は全く心配いらなかったので、ひとまず①と②を実践しました。
効果あり!
小さいことに思えますが、効果は確実に出ました。
それまであまり弾まなかった先輩との会話がはずみ、何なら次の話題、次の話題と話が広がっていくのです。
会話ができるようになったことで雑談だけではなく仕事上の会話も増え、
普段なら必要最低限の説明で終わっていた所が「教えてもらわないと見つけられないソフトの便利機能」や「つまづいた時の解決方法」等の
仕事に役立つ情報も教えてもらうことができました。
仕事とは関係のない雑談をするようになった結果、仕事に良い影響を与え出したのです。
そこから積極的に色々な先輩と話しをするようになり、それまでと比べて随分仕事が楽になったように思います。
この1件で、「苦手だから」という理由で遠ざけていたコミュニケ―ションの大切さを知ることができました。
今は年齢も経験も重ねて「後輩」よりも誰かの「先輩」になることが増えましたが、過去の経験は今も活きています。
新人さんは職場環境に慣れるのに必死でコミュニケーションがどうとか考える余裕を持てないことも多いです。
先輩側がコミュニケーションを取りやすい環境を整えることができるとお互いリラックスして仕事ができるのではないかと思います。
最後に
近年はコロナの影響で雑談を行う機会自体が減ってしまいましたが、
ミーティングの出だしの挨拶で笑顔を心掛けるなど、ちょっとした事ですが出来ることは実践しています。
普段から話しかけやすい雰囲気を作ることで、なにかあれば気軽に相談でき、仕事も円滑に進むことが多くなります。
コミュニケーション程実践するのがお手軽で尚且つ効果の出やすいツールは他にありません。
うまく話さなければいけないとか、そこまで難しく考える必要はありません。わたしは未だに口下手ですし。
緊張しやすくても大丈夫です。相手の話を聞こうとるする姿勢が、相手の心をほぐします。
もし、人とのコミュニケーションに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、相手の話に相槌をうつことから始めてみてはいかがでしょうか。
頷くだけでも状況は劇的に変わります!
最後まで閲覧していただき、ありがとうございました!