こんにちは!2DCGプラネットスタジオ アニメチームのKです。
今回は、2Dアニメーション領域での就職を目指す方に向けて「Spine」でのポートフォリオについてお話します。
押さえておきたいポイントやクオリティアップのヒントについてまとめました。
これから作品・ポートフォリオ制作をされる方は、ぜひ参考にしてみてください!
アニメーション作品で押さえておきたいポイント
①アニメーションの12原則
キャラクターに命を吹き込む基本的な原則として「アニメーション12原則」があります。
自然なアニメーションが押さえている要素なので制作の際はチェックしてみてください。
②タメツメで緩急の付いたアニメーション
勢い・重さ・力強さなどの動きを付けるのにタメツメは重要です。
表現したい印象に合わせて適したタメツメを意識してキーを動かしてみてください。
③キーカーブを活用し滑らかで気持ちの良いアニメーションに
生き物の動きは基本的に緩急があり、ベジェカーブで動かすのが適しています。
ハンドルも活用することで滑らかで緩急の付いた、気持ちの良いアニメーションを目指しましょう。
常に滑らかに遷移させるだけでなく、ステップカーブを用いてフレームを飛ばすことなども効果的です。
表現・キャラクターやアイテムの幅
ポートフォリオ全体でどのような作品が揃っているかも重要なチェックポイントです。
多様なアニメーション作品が揃っている事で理解度やスキル感が伝わりやすくなります。
下記に例を挙げてみましたので、新たに挑戦する作品の参考にしてみてください。
1:キャラクターの幅
人型(男性・女性・年齢による違い)
人外(四足歩行の生物・鳥など)
2:アイテムの幅
重いもの・軽いもの・武器の種類など
3:動きの幅
待機・歩き・走り・ジャンプ
キャラクターらしさを表現した基本以外の動作
意図した演技が作れているかどうか
用途を明確に
Spineではスチル・ミニキャラ・カードイラスト風など多様な作品が制作可能です。
「何を想定して作ったか」の説明があると、採用担当も意図をくみ取って作品を見る事が出来ます。
【ゲーム用】
イベントスチル、プレイヤーのミニキャラのバトルモーション
演出込みの短いアニメーション
【映像用】
ワンシーンのアニメーション、映像内のアニメーション素材
背景込みのアニメーション(草花がそよぐ、雲が流れるなど)
学習や制作の過程も見せてみよう
アクションクロッキー
クロッキーは人体の形やアニメーションの勉強にも効果的です。
補助的にクロッキー作品を掲載することで意欲や理解度のアピールに繋がります。
絵コンテ
アニメーションへの理解度や、制作時の考えのアピールに繋がります。
動画作品の制作の際に作成した絵コンテがある場合は、ぜひ一緒に提出してみてください。
Spineの機能への理解・習作
Spineの機能学習の為に制作したデータがあればポートフォリオにまとめてみてください。
新機能への学習意欲や向上心を伝える手段の一つになります。
編集データをご提出いただく事でデータの作り方も見る事ができ、一緒に働く際のイメージがしやすくなります。
綺麗なデータ作りも心がけてみてください。
クオリティアップの参考にしたいもの
商業作品に使用されている2DCGアニメーションを参考にしましょう。
TVアニメ・映画・3DCGアニメーション領域の作品もアニメーションの参考になります。
アニメーションに関する技法は2DCGに限らず様々な分野で共有されているため、
ツールにとらわれず作品に取り入れてみてください。
まとめ
今回は「Spine」のポートフォリオのポイントについて紹介しました。
ご紹介したスタイルの作品に限らず、一番大切なのはアニメーションが好きという事です。
記載した内容以外の「好き」を活かした作品でも就職に繋がることもあります。
2Dアニメーション業界を目指す皆さんの参考になれば幸いです。
▼ポートフォリオのススメ 第一・二弾
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