
目次
オンラインでチームを動かすプロジェクトマネージャーが向き合うべきこと
今回は、2Dアニメーション・イラスト領域の案件を中心に、
リモート環境でPMとして活躍されているI.M.さんに、 日々のマネジメントの工夫、チームとの向き合い方、そして今後の課題についてお話を伺いました。
リモートワークが当たり前になった今、
「どうやってメンバーの状況を把握するのか?」
「どうやって案件を安定させるのか?」
といった悩みを抱えるプロジェクトマネージャー(PM)の方にとって、きっと参考になる内容です。
ぜひ最後までご覧ください!
I.M.さんプロフィール

I.M.さん|2DCGプラネットスタジオ PMチーム
2Dアニメーション・イラスト領域を中心に、リモート環境で進行管理を担当。 メンバーの稼働管理から案件ヒアリング、営業との連携まで幅広く対応し、 チームの生産性向上と案件の安定化に貢献している。
リモート環境でのPM業務
“見えない”をとにかく減らすために、こまめな連絡を意識すること
まず伺ったのは、リモート中心の働き方でどのように案件を回しているのか。
I.M.さんは、“連絡の密度”を意識的に高めていると言います。
「案件メンバーだけの朝礼を毎日行います。チームで数年前から続いている仕組みで、メンバーの過不足や状況を吸い上げる場になっています。」
約1時間の朝礼の他にも、
- チャットワークでのやり取り
- 雑談を話すチャットスレッド
- 通話
など、 オンラインでも気軽に声をかけられる環境があります。
業務以外のやりとりも踏まえてメンバーの状態を常に把握できるように気を配っているそうです。
また、案件ヒアリングは“辻斬り”のように、気になったタイミングでどんどん聞いていくスタイル。
「通話で話したほうが早いので、遠慮せず声をかけるようにしています。」
判断材料は「現場メンバーのスキル」と「案件の安定度」
PMとして避けて通れないのが、 “クリエイターに任せるライン”の判断です。
「現場メンバーのスキル感と案件の安定度で判断する」
I.M.さんは、メンバーの得意・不得意や案件の安定度を見ながら、 任せる範囲を調整していると言います。
「クリエイターが管理している案件もあれば、 PMが深く入るべき案件もあります。」
実際のケースとして、ラフ・線画・塗りなど工程ごと得意領域のアンケートをメンバーに取ることで
スキルの得意領域を把握しながらアサインを最適化したことがあるそうです。
メンバーとのコミュニケーション
直接会えないからこそ、積極的に状況を“拾いに行く”意識が重要
リモートゆえの課題、
「直接話す機会が少ないため、ちょっとしたコミュニケーションが難しい」こと。
そのため現場のリーダーからメンバーの状況を聞いたり、
口頭のすり合わせをした際に雑談を積極的に行い、
直接的な案件での伺い以外でも、間接的にメンバーの状態を把握する工夫を続けているそうです。
また遠方住まいで直接のクライアント訪問が難しい時はメンバーに代わりに行ってもらうため、普段からの信頼構築が大事とのこと。
「社内のコミュニケーションツールで積極的に声をかけ、リモートの壁をなくすことを意識しています。」
工数管理と教育
「赤字になる理由を“見える化”するために、価格表を作った」
工数を管理して無駄な原価を減らしていくことは、PMとして重要な要素の一つです
効率化のため、メンバーに考え方を共有し、 案件ごとの工数ラインを明確に整理し、
メンバーから工数オーバーの報告が自然に上がる仕組みを整えてきました。
「ディレクターと目線を合わせるための研修も実施しました。 赤字になる理由を理解してもらうために、価格表も作りました。」
つい避けてしまいそうな数字を“見える化”することでメンバーが自分の作業の価値を理解しやすくなり、
結果として工数意識の向上につながっているとのことです。
PMとして大切にしていること
「メンバーの手を空けない。生産性を最大化する」
I.M.さんが最も重視しているのは、 メンバーの手を空けないこと。
クリエイターの手が空いてる状態を無くすことで、スタジオ全体の効率化を目指しています。

「常にメンバーの動きを見て過不足がないようにアサインしています。
手が空くことは“任せてもらえていない”とクリエイターに思わせてしまうこともあるため、信頼関係構築のためにも重要な意識だと考えています。」
メンバーの生産性を最大化することが、 案件の安定にもつながるという考えで
一人一人を活躍できる環境をつくるように心がけているそうです。
まとめ
2DCGプラネットスタジオ PMチームにおけるI.M.さんの取り組みは、
- 相手にとって“見えない”部分を減らすための密なコミュニケーション
- メンバーの特性を理解したアサイン
- 工数管理の教育と仕組み化
- 営業エージェントとの効率的な連携
- メンバーの生産性を最大化するマネジメント
といった、実践的で再現性の高い工夫にあふれていました。
リモート環境でもチームを支え、 案件を安定させるためのヒントが詰まったインタビューでした。
I.M.さん、貴重なお話をありがとうございました!
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