はじめまして。
クリーク・アンド・リバー社2DCG PlaNet Studio
アニメーションチームの吉村です。
私は主にアニメーション、2Dエフェクトの制作を行っております。
お仕事では基本的にご依頼元からの指示書通りに制作していきますが、
プロジェクトによっては、自身で考えてアニメーションの一部となるモーションまたはエフェクト制作を行う必要があります。
そこで今回は私がモーション・エフェクト制作などで
行き詰った時やアイデアが欲しいと思った時に利用するサイトをご紹介させていただきます。
皆様はモーションやエフェクト制作に挑戦しようと思ったとき、または制作する上で、
・色々エフェクトがあるけれど、どの制作方法を使えば良いか迷う・わからない
・そもそも始めたばかりでどのような表現ができるのかわからない
といったようなことはありませんか?
そんな時におススメなのが、モーション周期表になります!
MOTION PERIODIC TABLE
http://foxcodex.html.xdomain.jp/index.html
モーション周期表とは?
http://foxcodex.html.xdomain.jp/About.html
モーション周期表とはモーショングラフィックスにおける基本要素を
元素記号表のようにルールをもとに並べられたものとなります。
このモーション周期表では、数多くあるエフェクトの中から基礎となる動きや表現が可視化されているので大変わかりやすく、
エフェクトをクリックするとどのように使用するのか作例と共に解説もされてあるので非常に重宝しております。
実例
実際に円が広がって消えるモーションを作りたい!
と思ったときにモーション周期表の中から似たようなものを探してみると、Line Weight(線幅)というのがあります。
Line Weight (線幅) http://foxcodex.html.xdomain.jp/LineWeight.html
ページを開いてみると応用の一番上に探しているイメージ通りの円が広がって消えるモーションがありますね。
書いてある通りScale(拡縮)を合わせることで理想のモーションが制作できそうです。
Scale(拡縮) http://foxcodex.html.xdomain.jp/Scale.html
これらをもとに実際にモーションを作ってみましょう!
- サイトに書いてある通り、線幅で太くなっていく円を作り、
- これに拡縮(Scale)を加えて、
- さらに良い感じになるように終わる時の線幅や色を変えるなど調整して完成です。
このように、作りたいモーションのイメージから似たようなエフェクトを探して組み合わせることで簡単に制作することができます。
After effectsの操作方法なども記載されており、各エフェクトでの作例も豊富ですのでモーション初心者の方でもこのサイトを見ながらなら制作に取り掛かりやすくなるかと思います。
いかがでしたでしょうか?
このモーション周期表はAfter effectsを使用したサイトとなっておりますが、
アニメーションツールで有名なLive2Dやspine、モーションやエフェクト、3Dなどで使用されるUnityなどでのアニメーション制作でも大変役に立つものですので、
アニメーションやエフェクトに興味がある方への制作を始める後押しや、クリエイターの皆様の制作の手助けになれれば幸いです!